性自認について
お久しぶりです。
本日はMaX.最後のイベントの日。
ラジオの公開収録なんかもする予定。
まぁ、イベントについては、気が向いたら書きます(笑)
今回は、なんとなくうやむやにしていた、自分の性自認について。
僕のようになんだかよく分からなくて悩んでいるセクシャルマイノリティの方には、良かったら読んでいただきたいです。あくまで僕個人の話ですが、なにかのきっかけになれば幸いです。
去年の3月、声優事務所の所属オーディションを性別の違和感から挫折して、たった1年でこんなに開き直れるとは思ってませんでした。
今は、女性として見られても前ほど苦痛じゃないです。
まぁ、「諦め」と言えばそれまでだけど、多分、考え方が前より柔軟になったんだと思う。
それは、MaX.に関わったお陰。主に、その代表とお話する機会をたくさんもらったお陰。
代表は文面では発言がきついから、ブログやらツイッターやら色々批判されたりしてますが(苦笑)、その考え方はとても芯が通っていて、僕は人として尊敬しています。
性自認は本能だ、という彼の言葉を聞いて、それまで女らしさ、男らしさ、色々なことにがんじがらめになっていた思考が、すごくシンプルになりました。
MaXに関わる以前も、「自分自身がしっかりできていれば、性別なんて関係ない」と頭では思っていたのですが、そのときは本当のところは理解していなかったというか、心が分かっていなかったんだと思います。
例えば、今日知り合った人が『実は私、心は男(女)なんです』って言ったらどう思う?別に『ああ、そうですか』ってくらいじゃない?それである程度対応は変わるかもしれないけど、結局、性別ってその程度なんだよね
だいぶ自己解釈入ってますが、そんなような話をしたことがあります。
他の人がどうかは分かりませんが、少なくとも僕にとって重要なのはその人が男か女かよりも、どんな性格の人か、ということかもしれない。と思いました。
自分が気にしているより、性別ってそこまで気にしないかも。と思うきっかけになりました。いや、気にする人もいるけど、そのときの僕は性別というものにこだわりすぎていたので、そのくらいでちょうど良かったんですね。
また、性別と性質は違う、というのも、代表の言葉です。
可愛いものが好きだから女の子とか、電車や車が好きだから男の子とか、そういうのは確かに統計的な割合でいうとそうなのかもしれませんが、それはあくまで平均をとっただけのこと。
可愛いものが好きな男子も、電車や車が好きな女子もいるわけで、かといってそういう人が自分の性別に悩んでいるかというと、必ずしもそうでない。
実際、僕の知り合いに、可愛いものやスイーツ大好きでメールだけみたら100%女性だと思う男性が居ます(笑)
本人いわく「えー、ウチれっきとした男の子だヨ♪」とのこと。( ̄◆ ̄;)<そーですか
素の喋り方もこんな感じ。TVなら確実にオネェ系と呼ばれるタイプです。
話が逸れましたね
その人のネタはたくさんあるので、これも気が向いたら。会話下手な僕にとっては面倒臭いタイプですけど(本人にも面と向かって言ってます)裏表のない良い人ですよ(一応フォロー・笑)
まぁ、要するに「可愛いものが好きだから、自分はやっぱり女なのかな?」とか「男のキャラクターの方が感情移入しやすいし、男になりたいし…」とか「でも周りから女の子らしいと言われるくらい性格は柔らかいし、その性格が嫌いなわけじゃない」とか「かといって女らしくありたいわけじゃないし、むしろ男としてみられたらそっちのほうがいいんだけど」とか「でも、男らしくなったらそれはそれで自分じゃない気がする」とかそういうことでウダウダ考えてることが、馬鹿馬鹿しく思えてきたわけです。(あくまで、自分が、です。今悩んでいる人たちが馬鹿馬鹿しいとかそういう意味じゃないですよ)
結果、辿り着いたのが「脳は男、身体は女、目指したいところはX」という一見わけの分からない結論です。
つまり、本能で感じる部分は男としての部分が多いのです。
でも、身体は女性であるので、そこには違和感が存在します。
かといって、身体を男性化することについて考えた時、確かに、男性ホルモンによる影響は魅力的だと思いました。
でも、いくら声が低くなろうが、筋肉が付こうが、生物としての雄の役割(生殖的な意味で)を果たすことはできないわけで、それを考えた時、どうあがいても男にはなれないんだから、今のままで良いじゃないか、という気持ちが芽生えたのです。
…ということは、自分は「社会的な立場」として男性でありたいFtMとはどこかが違うのかな、と。
多くのFtMはたとえ完全に男にはなれなくても、社会的に男性として扱われたいから男性ホルモンを投与し、戸籍も男性として登録しなおすわけですよね。
で、もし仮に(僕ならではのファンタジーな考えですが)ある日、完全な男の身体になれたとして、女性として生きている今の自分の生活や考え方、或いは行動は変わるだろうか?と考えたところ、何も変わらないように思いました。
ってことは、今のままで充分だ、ということですよね。
ということは、僕は「物理的に」女性の身体であることが不満なだけで、社会的な役割としてはそれほど頓着していないのかな、という結果が導き出されたわけです。
だから、喉仏のある声には憧れるし、おっぱいも要らないけど、男性としての生活にシフトチェンジしたいわけではない。
これで、ようやく自分で納得できたわけです。
今までごっちゃになっていた「性質」と「性格」と「性別」が、別のものでいいんだ、というただそれだけで、一気に楽になりました。
自分は「女性的な性質」で「中性的な性格」の「男性」。身体が女性なだけ、というぶっとんだ開き直りにより、「身体が女性なんだから女性として扱われるのはしょうがない。まぁ、自分男ですけど」という心持ちになったわけでございます。
本能での性別が男だと思うなら、じゃあ、それってXジェンダーなの?という疑問も出てくるわけです。
僕の場合は、例え男性の身体だったとしても、女性っぽさを求めていただろうと推測できます。
身体ならFtX。心ならMtXです。
よくよく思い返せば、2次性徴前の子供時代、「女性」になるのは嫌だったけど、自分にペニス(という単語は当時知らなかったけどw)があったらそれも嫌だな、と思っていた子供でした。
今は欲しいけどね(爆)
ということで、かつて無性に憧れていた子供は、色々よろしくない知識も得て両性に憧れる大人になりましたとさ。
役者としては、男も女もできたらいいじゃない?


